
これまで大切に使ってきた釣り具を処分したいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
釣り具は金属やプラスチックなど、さまざまな素材で作られていることが多く、かつサイズが大きいものもあります。
ゴミで処分するのもよいですが、まだ使用できるのであれば、ぜひゴミでの処分以外の方法も検討してはいかがでしょうか?
釣り具をゴミとして出す方法、また釣り具の処分方法について、メリットとデメリットとあわせて解説します。
釣り具のゴミの出し方

釣り具は、魚を釣りやすいよう頑丈な構造でできています。
そのため、金属や特殊な素材が用いられていることが多く、通常通りに燃えるごみとして出せない物もあるでしょう。
とくに下記の釣り具において、ゴミの出し方や注意点について解説します。
◆釣り竿
◆リール
◆オモリ
※自治体によりゴミの出し方が異なる場合があります。詳しくは、自治体にお問い合わせください。
釣り竿
釣竿をゴミに出す方法は、主に以下の手順に従って行います。
1.自治体のルールを確認する
まず、釣竿を処分する前に、住んでいる自治体のゴミ出しルールを確認しましょう。自治体によっては、釣竿を普通ゴミとして出せる場合や、粗大ゴミとして扱う必要がある場合があります。特に、釣竿の長さや材質によって処分方法が異なることがあります。
2.釣竿のサイズを確認する
釣竿が30cm以内であれば、普通ゴミ(可燃ごみまたは不燃ごみ)として出せることが一般的です。30cmを超える場合は、粗大ゴミとして処分する必要があります。
3.釣竿を切断する
釣竿が大きい場合、自治体の規定に従って、ゴミ袋に入るサイズに切断することが推奨されます。切断する際は、ノコギリやパイプカッターを使用し、切断した部分を可燃ごみや不燃ごみとして分別して出しましょう。
4.粗大ゴミとしての処分
粗大ゴミとして処分する場合は、事前に粗大ゴミの収集を申し込む必要があります。申し込み方法は自治体によって異なるため、公式サイトや窓口で確認してください。収集日までに、指定された場所に釣竿を持って行くか、指定のゴミ処理券を貼り付けて出す必要があります。
リール
リールをゴミに出す以下の手順に沿って処分しましょう。
1.自治体の分別ルールを確認
リールの処分方法は、地域のゴミ分別ルールに従う必要があります。多くの自治体では、リールは「不燃ごみ」として扱われることが多いです。特に金属製のリールは、不燃ごみとして出すことができますが、プラスチック製のリールは「燃やすごみ」として処分できる場合もあります。
2.リールの素材による分別
リールの素材によって、処分方法が異なる場合があります。たとえば、金属製のリールは不燃ごみとして出せて、プラスチック製のリールは燃やすごみとして扱われることが一般的です。また、電動リールの場合は、バッテリーを取り外してから処分する必要があります。
3.収集日や出し方の確認
リールを出す際は、自治体の収集日や出し方を確認しましょう。指定のゴミ袋に入れて、集積所に出すことが求められる場合があります。特に、リールが大きく数が多い場合は、粗大ごみの収集日を確認して、適切に処分する必要があります。
オモリ
オモリを処分する際は、下記の手順に従ってゴミとして処分しましょう。
1.自治体のルールを確認する
オモリの処分方法は自治体によって異なるため、まずはお住まいの自治体のゴミ処理ルールを確認しましょう。多くの自治体では、オモリは「不燃ごみ」として扱われることが一般的です。特に鉛製のオモリは、資源回収や危険物回収の対象となる場合があります。
2.不燃ごみとしての処分
不燃ごみとして処分する場合、オモリを指定のゴミ袋に入れて、収集日に出します。サイズや重量に制限がある場合があるため、事前に確認しておくことが大切です。たとえば、町田市では10kg以下のものは不燃ごみとして処分できますが、10kg以上は粗大ごみ扱いになります。
オモリは、多くの釣具店で回収箱が設置されていることが多いです。
回収したオモリは再利用されるため、可能であればゴミとして処分するよりも、回収箱へ入れたほうが費用も発生せず、環境への配慮につながります。
ゴミに出す以外で釣り具を処分する方法

まだきれいで十分に使用できる場合は、ぜひゴミに出す以外の処分方法も検討しましょう。
方法によっては、費用があまりかからず、臨時収入となる場合もあります。
できるだけ多くの人に使ってもらえるような方法での処分が望ましいでしょう。
各方法におけるメリットとデメリットについて紹介するため、自身にあった方法を探してみてください。
不用品回収業者へ依頼する
釣り具を不用品回収業者に依頼する際、下記のようなメリットとデメリットがあります。
◆メリット
― 手間が省ける
不用品回収業者は、釣り具を自宅まで取りに来てくれるため、持ち運びの手間が省けます。特に大きな釣り竿や重いリールなどを自身で運ばなくて済みます。
― 即日回収が可能
多くの業者は、電話やオンラインでの依頼後、即日または短期間で回収に来てくれるため、急いで処分したい場合に便利です。
― 複数の不用品を一度に処分できる
釣り具だけでなく、他の不用品も一緒に回収してもらえるため、まとめて処分したい場合に効率的です。
― リサイクルや再利用してもらえることがある
一部の業者は、まだ使える釣り具をリサイクルや再利用するために買取を行っている場合もあります。そのため、環境に配慮して処分できます。
◆デメリット
― コストがかかる場合がある
不用品回収業者に依頼する場合、自治体の粗大ごみ処分よりも高額になる場合があります。特に、業者によっては料金が高く設定されていることもあるため注意が必要です。
― 悪徳業者のリスクがある
不用品回収業者の中には、無許可で営業している悪徳業者も存在します。トラブルに巻き込まれる可能性があるため、業者選びには注意が必要です。
― 分別の手間がある場合がある
一部の業者では、釣り具の素材によって分別が必要な場合があります。特に、金属やプラスチックなど異なる素材が混在している場合、分別する手間が発生します。
― サービスの質にばらつきがある
業者によってサービスの質が異なるため、事前に口コミや評判を確認しましょう。信頼できる業者を選ばないと、期待したサービスが受けられないことがあります。
リサイクルショップ・釣具店に買い取ってもらう
釣具をリサイクルショップや釣具店に売却する際の、メリットとデメリットを紹介します。
◆メリット
― 即日現金化できる
店頭での買取では、査定が終わればその場で現金を受け取ることができます。そのため、すぐにお金が必要な場合に便利です。
― 専門的な査定が受けられる
とくに釣具専門店では、釣具に特化した知識を持つスタッフが査定を行います。そのため、一般的なリサイクルショップよりも高い査定額が期待できることがあります。
― 安心感がある
店舗での対面査定は信頼性が高く、査定内容について直接質問もできます。そのため、納得のいく取引が可能です。
― 手間が少ない
釣具を持ち込むだけで査定が完了するため、オークションやフリマアプリに比べて手間が少なく、時間を節約できます。
◆デメリット
― 買取価格が低い可能性がある
店舗によっては、買取価格がオークションやフリマアプリでの販売価格よりも低く設定されることがあります。特に、需要が少ない釣具の場合、想像よりも安く買い取られることがあります。
― 持ち込みの手間がかかる
釣具を店舗に持ち込む必要があるため、移動の手間がかかります。特に大量の釣具を持ち込む場合は、負担になることがあります。量が多い場合は、宅配買取サービスなどを利用しましょう。
― 在庫状況による影響をうける場合がある
店舗の在庫状況や需要によって、査定額が変動することがあります。特に人気のないモデルや古い釣具は、査定が低くなる可能性があります。
― 手数料が発生する場合
一部の店舗では、買取手数料が発生することがあります。そのため実際に受け取る金額が減少することがあります。
フリマアプリやネットオークションに出す
釣り具をフリマアプリやオークションに出品する際のメリットとデメリットについて解説します。
◆メリット
― 自由に価格設定ができる
フリマやオークションでは、自分で価格を設定できるため、希望する価格で出品できます。特にオークションでは、競り合いによって予想以上の価格で売れる可能性もあります。
― 顧客層が広い
フリマアプリやオークションサイトは多くのユーザーが利用しているため、釣り具に興味のある潜在的な購入者にもアプローチしやすいです。特にメルカリやヤフオクは人気が高く、出品数も多いため、目に留まる機会が増えます。
― 手軽に出品できる
スマートフォンを使って簡単に出品できるため、手間が少なく、すぐに売却できます。写真を撮って説明文を入力するだけで出品が完了する場合がほとんどです。
― 好きなタイミングで出品できる
自分のタイミングで出品できるため、需要が高い時期に合わせて売ることもできるでしょう。たとえば、釣りシーズンの前に出品することで、より高い価格で売れる可能性があります。
◆デメリット
― 配送の手間がかかる
出品後のやり取りや発送手続きが必要で、特にオークションでは入札者とのコミュニケーションが必要です。そのため、時間がかかることがあります。
― 売却価格が不確実
オークションでは、最終的な落札価格が予測できないため、希望価格で売れないリスクがあります。また、フリマアプリでも、他の出品者との競争が激しい場合、価格を下げざるを得ない場合があります。
― 手数料がかかる
フリマアプリやオークションサイトでは、販売手数料がかかることが一般的です。そのため、実際に手に入る金額が減少する可能性があります。
― 商品の状態による影響を受けやすい
中古品の場合、商品の状態が価格に大きく影響します。状態が悪いと、思ったよりも安く売れてしまうことがあります。
友人や釣り仲間へゆずる
釣り具を友人に譲る方法におけるメリットとデメリットについて解説します。
◆メリット
― 友人にとってコスト削減につながる
友人に釣り具を譲ることで、友人は新たに購入する必要がなくなり、コストを削減できます。特に釣りを始めたばかりの人にとっては、初期投資を抑えることができ点では大きなメリットといえるでしょう。
― 環境へ配慮できる
使用しなくなった釣り具を廃棄するのではなく、再利用することで、環境への負担を軽減できます。
― 友人に喜んでもらえる
釣り具を譲ることで、友人との関係が深まることがあります。共通の趣味を持つことで、釣りに行く機会が増え、より良い思い出を作れるでしょう。
◆デメリット
― 状態の確認が必要
釣り具がまだ使える状態であるかを確認する必要があります。もし状態が悪い場合、友人に迷惑をかける可能性があります。
寄付をする
釣り具の寄付を受け付けている非営利団体へ寄付することも、よりよい選択肢のひとつです。
団体へ寄付することのメリットとデメリットについて解説します。
◆メリット
― 環境保護につながる
不要になった釣り具を寄付することで、ゴミとして処分される量が減り、環境保護に貢献できます。リサイクルや再利用を促進することで、資源の無駄遣いを防ぎます。
― 社会貢献
寄付された釣り具は、釣りを始めたい人や、経済的に困難な状況にある人々に提供されることがあります。そのため、釣りの楽しさを広める手助けができます。
― 税制上の優遇
一部の団体では、寄付を行うことで税金の控除を受けられる場合があります。そのため、経済的な負担を軽減できます。
― コミュニティのつながりが広がる
寄付を通じて、地域のコミュニティや団体とのつながりを深めることができます。特に、釣り教室や青少年支援団体などに寄付することで、地域社会に貢献できるでしょう。
◆デメリット
― 寄付先を探す手間がかかる
寄付を行うためには、寄付先を探したり、釣り具を梱包して送ったりする手間がかかります。また、寄付先によっては事前に連絡が必要な場合もあります。
― 寄付先の信頼性を見極める必要がある
寄付先の団体が信頼できるかどうかを確認する必要があります。寄付した物品が適切に使用されるかどうか、公式サイトや実績を見て見極めましょう。
― 状態の確認が必要
寄付する釣り具が使用可能な状態であることを確認する必要があります。破損や劣化がある場合、寄付を受け付けてもらえないことがあります。
まとめ
釣り具は、金属やプラスチックなどの素材でできており、かつサイズが多い物もあるため、自治体のルールに沿って処分する必要があります。
ゴミとして処分するほかにも、団体へ寄付したり友人へゆずったりすることで、大切な釣り具をより長く使ってもらえるでしょう。
「いいことシップ ― ECO to SHIP ― 」は、不用品の寄付で子ども達を支援、をモットーに活動している非営利団体です。
使わなくなった釣り具をご寄付いただくことで、段ボール1箱分に付き100円を子どもの教育支援に携わっている団体へ寄付させていただきます。
実績や寄付した金額の明細を確認できますので、ぜひ下記よりご覧ください。
【公式サイト】「いいことシップ ― ECO to SHIP ―」はこちら。
いいことシップについて
不用品を段ボールに入れてお近くの集荷センターに送るだけ。
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不用品の寄付で、寄付の実績を公表している唯一の団体です。
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