
子どものころに使用していた自転車、または子どもが大きくなってしまって使わなくなってしまった自転車や、乗らなくなった大人用の自転車など、大きな物は処分方法に悩むものです。
自転車は金属とプラスチックでできているため、小さく分解して処分するのも難しく、粗大ごみとして出す方法が一般的です。とはいえ、できるだけ費用をかけずに処分したいとお考えの人もいらっしゃるでしょう。
また、まだ十分に使用できるのだから、だれか必要としている人へ寄付したい人もいるでしょう。
不要になった自転車を処分する方法について、および必要としている人へ手間なく寄付する方法についてもあわせて解説するため、ぜひ参考にしてください。
自転車をゴミとして処分する方法

自転車をゴミとして処分する場合、子ども用または大人用にかかわらず、粗大ゴミとして捨てる方法が一般的です。
自治体によって処分費用が異なりますが、通常は500円から800円程度の手数料がかかります。自分で指定の場所に持ち込むか、そのまま収集に出す形式があります。指定の場所へ持ち込むことで、処分にかかる費用が安くなる場合もあるため、自治体に問い合わせてみましょう。
処分する際、自転車に登録している防犯登録の抹消が必要です。期限切れであれば手続きは不要ですが、期限はおよそ7~10年と長いため、ほとんどの場合は登録の削除が必要です。削除する際は、自転車防犯登録所か警察署にて手続きをしましょう。
ゴミ以外で不要になった自転車を処分する方法

自転車がまだ利用できる場合であれば、費用をかけて処分するよりも、必要としている人に使ってもらう方法がおすすめです。誰かに使ってもらうことで社会貢献につながるうえ、廃棄量が減らせるため環境への配慮にもなります。まだ十分に使用できる自転車の処分方法について、できるだけ負担なく実施できる方法を6種類紹介します。
非営利団体へ寄付をする
非営利団体のなかには、自転車を含め、不要になった日用品などの寄付を受け付けているところがあります。寄付することで、国内または海外の施設などへ自転車を提供できます。学生や地方の施設など、移動手段が限られている人々に喜んでもらえるでしょう。
また自転車を再利用してもらうことで廃棄物を減らし、環境保護にも貢献できます。廃棄物の削減は、持続可能な社会を目指すうえで非常に重要です。
寄付先は、おもにインターネットで検索して活動理念に共感できた団体への寄付がおすすめです。または自治体で活動している団体であれば、今後も継続してつながりを維持しやすいでしょう。
自転車の寄付先として最もおすすめの団体は、一般社団法人いいことファームが運営している「いいことシップ -ECO to SHIP-」です。ご負担いただく費用は送料のみで、自転車のほか、子どものおもちゃや洋服などもご寄付いただけます。
オークションやフリマサイトで売却する
自転車は、オークションやフリマサイトなどで売却して、ほかの人に継続して使ってもらえます。とくに状態が良いブランド自転車や需要があるモデルであれば、高額な売却が期待できるでしょう。商品説明や写真をしっかり準備することで、購入者へアピールでき、できるだけ早い売却につながります。
しかし自転車は大きい物であるため、多額の送料がかかる点に注意が必要です。
地元掲示板サイトなどで自転車を欲しがっている方へ呼びかけることで、手間や負担なく手放せるでしょう。自宅に取りに来てもらう場合は無料でゆずるのか?または届ける代わりに代金をいただくのか?設定は自由です。
自身にとって無理がない方法で取引しましょう。
リサイクルショップや自転車買い取り専門店で売却する
不要な自転車は、お近くのリサイクルショップや自転車買い取り専門店での売却もおすすめです。
多くのリサイクルショップでは、店舗に直接持ち込むだけで査定を受けられ、その場で現金化されるため手間がかかりません。また、ネットオークションやフリマアプリに比べて、梱包や発送の手間も省けます。
しかし、思ったよりも低い価格で買い取られる場合もあるため注意が必要です。査定価格は店舗によって異なるため、複数の店舗で見積もりを取るとよいでしょう。
売却を検討する場合、自転車をできるだけきれいに保ち、付属品やマニュアルをそろえることが重要です。品質や状態を良く保てば査定額が向上する可能性があります。また自転車の状態(使用年数や故障の有無など)をあらかじめ正直に伝えることで、トラブルを避けられます。
知人や友人へゆずる
不要な自転車は、欲しがっている知人や友人がいれば、ぜひゆずりましょう。
知人や友人に譲渡することで、喜んで使ってくれるうえ、廃棄することがなくなります。あらかじめ自転車の状態を確認しておき、できるだけきれいな状態で渡すことが大切です。
収入は得られませんが、手間や費用も同時に発生しないうえ、欲しがっている人へ直接ゆずることで相手との関係がより良いものとなるでしょう。
買い替える際に自転車を下取りしてもらう
不要な自転車を手放す方法のひとつとして、買い替え時に自転車を下取りしてもらう方法があります。
多くの自転車販売店では、新しい自転車を購入する際に古い自転車の引き取りサービスを提供しています。古い自転車を引き取ることで、自転車のパーツとして再利用したり中古の商品として販売したりして、役立ててくれるのです。
下取りは、店舗によって異なる条件があるため、事前に確認が必要です。たとえば、特定のモデルや台数に制限がある場合や、一部料金が発生することもあります。しかし下取りを利用すれば、処分費用をおさえられる可能性が高く、新たに自転車を購入する際の負担を軽減できます。
廃棄することがないため環境保護にもつながり、エコな方法といえるでしょう。
また自転車店によっては、正しい手続きを踏むことで自転車の防犯登録の抹消も同時に行えるため、トラブルを未然に防げます。これまで活躍してくれた自転車に感謝しながら手放し、次に購入する自転車も大切に使いましょう。
不用品回収業者へ回収を依頼する
不要な自転車を処分する際、不用品回収業者に回収を依頼できます。自転車は重く大きい物であるため、自宅まで引き取ってもらえることで手間が省けます。
また不用品回収業者は、通常自転車を含む様々な不要品を一度に回収できるため、自転車のほか複数の日用品を同時に処分したい場合にも適しています。また昨今では電話一本で予約ができ、回収日時も柔軟に設定できるため、忙しい人にとっても便利な選択肢といえるでしょう。
費用が発生する場合がほとんどですが、粗大ゴミとして処分するよりも割安な場合があるため、自治体の粗大ごみの料金と比較し、安い方法で処分しましょう。
しかし、信頼できる業者を選ぶことが大切であり、口コミや評価を参考にするのがおすすめです。信頼できる業者であれば、公式サイトで許可証の確認や料金体系が明確であるはずなので、確認のうえ予約が必要です。
不要になった自転車を処分する際の注意点

自転車は、購入時に防犯登録が義務付けられています。そのため、処分時に登録を解除していない場合、新しく持ち主になった人へ迷惑をかけたりトラブルに巻き込んでしまったりする可能性があります。また、昨今では不用品回収を謳って金品等を盗む詐欺が多発しています。不要になった自転車を処分する際、把握しておきたい注意点について解説します。
「防犯登録抹消手続き」が必要
自転車を処分する際には、防犯登録の抹消手続きが必要です。
自転車が他人に渡った場合、以前の所有者が登録されたままだと、トラブルに巻き込まれるリスクがあるでしょう。防犯登録を解除せずに処分した場合、万が一その自転車が盗まれたり悪用されたりした場合、もとの所有者が盗難の被害者として扱われる可能性があります。
ただし、防犯登録の期限が過ぎている場合は、改めて特別な手続きを行う必要はありません。
防犯登録の抹消手続きは、地域によって異なるため、自分の住んでいる都道府県の自転車防犯協会のウェブサイトを確認しましょう。一般的には、次の手順で手続きを行います。
◆警察署にて必要書類を提出する
必要な書類には、自転車の購入証明書または防犯登録証や身分証明書があります。
◆手数料を支払う
抹消が完了すると証明書が発行されます。手続きにかかる費用は自治体によって異なりますが、通常は数百円程度です。
防犯登録の抹消は、自転車を譲渡する場合や廃棄する場合のどちらも必要です。とくに譲渡の場合、新しい所有者は新たに防犯登録を行う義務がありますが、正しく抹消手続きをしないと、手続きがスムーズに進められない場合があるのです。
自転車の処分時には、どのような方法であれ必ず防犯登録の抹消手続きを忘れずに行いましょう。
訪問や電話による不用品回収業者へ依頼してはいけない
自転車を手間なくできるだけ短時間で処分したいからと、悪質な不用品回収業者には依頼しないよう注意が必要です。
近年、突然自宅に訪問する不用品回収業者が増加しており、何でも無料で回収すると謳い、最終的に本人の同意なく金品を盗む詐欺または強盗が多発しています。
自宅に突然訪問してくる不用品回収業者は、しばしばお得な「無料回収」や「格安回収」を謳っていますが、実際にはのちに、不当な代金を請求する場合がほとんどです。具体的には、回収後に運搬料や手数料を請求されるケースが多く、数万円の請求が来ることもあります。
たとえば、ある高齢者は訪問業者から自転車の引き取りを依頼したところ、電話では3,000円とされたが、実際には10万近くの請求が来たというケースが報告されています。またほかの事例では、業者が勝手に不要品を持ち去り、要求された費用が不当なものであったことも珍しくありません。
違法業者は、引き取った不用品を山中や海中へ不法投棄することも多いため、決して信頼できない業者へは依頼しないようにしましょう。
不要になった自転車は「いいことシップ -ECO to SHIP-」へご寄付ください
「いいことシップ -ECO to SHIP-」は、不用品の寄付で子ども達を支援。をモットーに活動している非営利団体です。自宅にねむっているさまざまな物をご寄付いただくことで、子どもの育成や教育に力を入れている団体や施設へ、寄付する活動をしています。
ご寄付いただける物品は、郵送またはお持ち込みにてお願いしております。また郵送いただける場合は、送料のみご負担いただき、お持ち込みの場合は一切費用をいただきません。
自転車のような大きいものでしたら、お持ち込みによるご寄付がおすすめです。日本全国に6カ所の集荷センターがありますので、最寄りの集荷センターへ、事前にご予約いただいてからお持ち込みください。
◆相模原集荷センター本部:〒252-0244 神奈川県相模原市中央区⽥名2242-1
◆関西総合集荷センター:〒651-2404 兵庫県神戸市西区岩岡町古郷1459-1
◆八王子集荷センター:〒193-0944 東京都八王子市館町349-1
◆横浜緑集荷センター:〒226-0021 神奈川県横浜市緑区北八朔町1498
◆大阪集荷センター:〒577-0004 大阪府東大阪市稲田新町2-2-7
◆札幌集荷センター:〒005-0004 札幌市南区澄川4条2-4-12澄川88ビル2F
まとめ
不要になった自転車は、ゴミとして処分する場合は粗大ゴミになるため、費用が発生します。また、廃棄するため環境問題へ少なからず影響を与えるでしょう。
まだ十分に使用できる状態であるならば、欲しがっている人へ寄付したりゆずったりすることで、社会貢献や環境保護への貢献につながります。
一般社団法人いいことファームが運営している「いいことシップ -ECO to SHIP-」では、自転車をはじめ、自宅にねむっている日用品やおもちゃ、スポーツ用品などの寄付を受け付けています。ご寄付いただいた物は、段ボール1箱につき100円を子どもの教育や支援を行っている団体へ寄付致します。
実績や寄付金額の明細を以下よりご確認いただけますので、ぜひご覧ください。
【公式サイト】一般社団法人いいことファーム「いいことシップ -ECO to SHIP-」
いいことシップについて
不用品を段ボールに入れてお近くの集荷センターに送るだけ。
届いたお品物を販売して現金を捻出し、子ども達を支援する各種団体へ寄付いたします。
不用品の寄付で、寄付の実績を公表している唯一の団体です。
サービスについてご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。
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