「自宅に不用品があるが、そのほとんどがまだ使用できるのでもったいない!」
お土産やイベントでもらった、またはゲームの景品で当たった!などで、ほぼ新品の状態であるにもかかわらず、使わないものが自宅にたくさんある方もいらっしゃるでしょう。
また購入したのはいいものの、結局使用することなく棚の奥にしまっている物もあるはずです。
そのような場合は処分することが一般的ですが、必要としている人や団体へ寄付することができます。
今回は、手間もお金もほとんどかけずに不用品を寄付できる、信頼できる団体についてご紹介します。
不用品があるけれど処分するのはもったいないとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
「不用品の中にまだ使えるものがある」と回答した人は半数以上も!
日本は他の国と比較して、物であふれているといわれています。
また、まだ使用できるにもかかわらず廃棄したり処分したりせざるを得ない状況も多いでしょう。
株式会社ベルタが行った「大掃除」に関する調査において、「不用品の中にまだ使えるけどいらないものはどれくらいありますか?」という質問に対し、84.1%がまだ使えるものであるという回答結果を得ていました。
また同調査によれば、「不用品を処理する際に、手間をかけずに寄付ができるなら寄付したいと思いますか?」という質問に対して93.3%の人が寄付したいと回答していました。
まだ利用できるにもかかわらず処分してしまうのは大変もったいなく、実際に多くの人が、手間がかからないのであれば欲しがっている人に寄付をしたいと考えているようです。
出典:株式会社ベルタ 【874名に大掃除に関する調査を実施】約7割の人が「まだ使えるもの」もゴミで捨てている(PR TIME)
そして昨今では、条件が合えば手間をかけずに誰でも寄付できる、信頼できる団体や仕組みが整っています。
改めて、物一つひとつを大切に長く使うということを意識して、欲しがっている人のところへ行き渡るよう循環させていく試みが大切であるといえるでしょう。
寄付できる主な物の種類とは?
不用品を寄付することは、社会貢献の一環として非常に重要な行為です。
まだ使用できるのであれば、処分するのではなく必要としている人のところへゆずることで、物を循環させることができるでしょう。
寄付できる物は団体により異なりますが、おおよそ下記のものを寄付できます。
1.お金
多くの団体は、自治体からの補助金や多くの人の寄付により運営されています。団体の活動や理念に共感して、ぜひ応援したいと思ったのならば、お金を寄付することも非常に重要です。また、災害や緊急支援活動を行っている団体ならば、即座に必要な資金を提供できます。なかには所得控除などの税金対策ができる団体もあります。
2.衣類・食料品
衣類や食料品も、団体や地域社会に寄付することができる有効なアイテムです。特に季節の変わり目や災害時には、衣類や食料品の需要が高まることがあります。自分が使わなくなった衣類や食料品を寄付することで、必要としている人々の支援につながります。特に子ども服においては、子どもがすぐに大きくなるため不要になったという方もいらっしゃるでしょう。子どもの支援をメインに活動している団体へ寄付しましょう。
3.日用品・生活用品
日用品や生活用品も、団体や地域社会に寄付することができる有効なアイテムです。例えば、トイレタリー用品や洗剤、文房具などは、団体や福祉施設で活用されることがあります。自分が余分に持っている日用品や生活用品を寄付することで、他の人々の生活を支援できます。
4.書籍・教材
書籍や教材も、団体や地域社会に寄付することができる有効なアイテムです。図書館や学校、福祉施設などで活用されることが多くあります。特に教育に関連する書籍や教材は、子どもたちの学びを支援するために役立ちます。
5.その他の物品
家具や家電製品、おもちゃ、スポーツ用品など、さまざまな物品を寄付できます。これらの物品は、団体や地域社会で活用されます。
以上のように、寄付できる物の中にはさまざまなものがあります。
ただし使用できないくらいに壊れていたり汚れていたりするものは送れないため注意しましょう。
自分が持っている不用品を寄付することで、誰かの役に立つことができるだけでなく、自分自身も社会貢献を行ったという充実感を得ることができます。
ぜひ、身近な団体や地域社会に寄付を検討してみてください。
不用品を寄付するには?
不用品は、団体によっては手間ひまをかけずに送れます。
ほとんどの場合は、ご自身で段ボール箱を用意して中に物を詰め、自宅付近から発送する方法と、事務所へ持ち込む方法があります。
寄付したい団体の事務所がそれほど離れていないのであれば、持ち込むことで送料がかからずお得です。
受け入れ団体へ発送する
寄付したいと思う団体を見つけたら、送れる物品を確認したうえで物を送ります。
衣類や家具などの品物は、使用感や傷み具合によって受け入れ可能な状態が異なります。
使用済みの衣類や家具でも、きれいな状態であれば寄付先の団体で有効活用されることがあります。
一方で、壊れた家電や汚れた衣類などは受け入れられない場合がありますので、事前に確認することが大切です。
そして送るときには団体によっては予約や連絡が必要な場合があるため確認しましょう。
一部の自治体では回収サービスを行っている場合もありますので、地域の情報を確認することも重要です。
箱に入れる際は、圧縮袋などを利用して物が壊れないよう丁重に詰めます。
贈り先の団体に迷惑をかけないよう、できるだけまとめて少量の箱で送るとよいでしょう。
受け入れ団体へ直接持ち込む
団体によっては直接の持ち込みを歓迎しているところもあります。
こちらも同様に予約や事前の問い合わせが必要な場合があるため確認しておきましょう。
持ち込みの場合は、送料がかからないため近所にあるならば持ち込みのほうがお得です。
また、団体を運営している人と実際に会ってお話しすることで、ますます団体の活動を応援したいという気持ちが強くなるでしょう。
最後に、寄付を行った後も関心を持ち続けることが大切です。
団体からの感謝のメッセージや活動報告を受け取ることで、自身の寄付がどのように活用されているかを知ることができます。
また、定期的な寄付や支援活動に参加することで、より深い関わりを持つことができます。
信頼できる寄付団体の特徴
不用品の寄付を受け付けている団体は多数ありますが、寄付してくれた人の気持ちを大切にして正しい用途で取り扱ってくれる団体を選ばなければなりません。
信頼できる団体の見分け方について、解説します。
公式サイトで実績・物品の用途を頻繁に報告している
不用品を利用した社会貢献について真剣に取り組んでいらっしゃる団体さんは、必ず情報開示や実績の報告を小まめに行っています。
なぜなら情報開示を行うことでより多くの共感者を募り、不用品の寄付につなげているためです。
また、自身の団体の熱意のアピールにもつなげているといえるでしょう。
特に確認しておきたい情報については下記のようなものがあります。
・特定の期間において、実際に寄付された物品の詳細
・寄付された物品の具体的な用途(実際に物品を送った先まで記載されているとなお望ましい)
・団体が得た活動費の推移や内訳
・物品を寄付してくれた団体や企業名の開示
不用品の直接の持ち込みを受け付けている
信頼できる団体ならば、実際に興味を持って寄付を申し出てくれた方の持ち込みを歓迎している場合がほとんどです。
キチンと事務所を構えているため、物品を事務所まで持ち込むことができるようになっています。
ただし持ち込む際は、予約や事前のお問い合わせが必要なことが多いため、持ち込みを考えている方は、連絡先について確認しておくとよいでしょう。
また信頼できる団体は、寄付してくれた人とのつながりも大切にしています。
持ち込み先でも、スタッフがていねいに対応してくれる場合がほとんどなので、「また何かあれば積極的に助けたい!」と思うでしょう。
寄付が可能な物品の条件が厳しすぎない
不用品を寄付するには、欲しがっている人が安全に安心して使用できるよう、あまりにも汚れていたり壊れていたりするものは送れません。
しかし一方で新品のみしか受け付けていなかったり、家電製品も最新機種のみしか受け付けていなかったりなど、寄付できる物品の条件が厳しい団体にも注意が必要です。
というのも、団体の中には社会貢献をうたい不用品を回収し、リサイクルショップなどで換金して自分自身のみの収益にしてしまうところもあるためです。
まだ十分に使用できるにもかかわらず、新品でないから、または型式が古いから受け取れないという団体も信用できない可能性が高いでしょう。
団体の代表や事務所の住所などの詳細が記載されている
信頼できる団体は、自身の公式サイトにキチンと詳細を記載している場合がほとんどです。
例えば下記のような情報が掲載されているかどうか確認するとよいでしょう。
・事務所の住所
・団体の代表者の氏名(顔写真)、スタッフの名前
・電話番号やお問い合わせ先
・協賛してくれている企業名、団体名
社会貢献や信念を持って活動している団体さんは、細かく情報を開示することで、寄付してくれたり考えに賛同してくれたりする人を積極的に集めています。
そして本当に必要としている人たちへ、物品を渡すことに専念しています。
手間をかけずに不用品を寄付できるおすすめの団体3選
もしも自宅に、まだ使用できるにもかかわらず処分するのはもったいないと思っているものがあるならば、必要としている団体へ寄付してみましょう。
手間を最小限にできるうえ、信頼して寄付できる、おすすめの団体を3つご紹介します。
一般社団法人いいことファーム
「不用品の寄付で子どもたちを支援」をモットーに、神奈川県相模原市を中心に、日本全国で4ヶ所の集荷センターを持つ団体です。
また不用品で子どもの支援を積極的に行っている団体の中で、唯一実績を公開しています。
寄付の金額が総額で1000万円を突破しており、上場企業を含む多くの企業より支援を受けている団体です。
■受け付けている物品:おもちゃ、ぬいぐるみ、ベビー用品、ファッション雑貨、日用品、アウトドア用品、スポーツ用品など
■送付する方法:集荷センターへの持ち込み、集荷センターへの発送
■かかる費用:集荷センターへ送付する際の送料のみ(持ち込みの場合は料金が発生しません)
【公式サイト】いいことシップ ECO to SHIP
NPO法人もったいないジャパン
「もったいない精神」をモットーに、まだ使える・食べられるにもかかわらず処分されようとしている物や食品の寄付を募り、本当に必要としているところへ受け渡す活動をしています。
神奈川県の茅ケ崎に事務所があり、活動レポートや、今特にほしい物品情報を随時公開することで、個人や法人から積極的に寄付を受け付けています。
■受け付けている物品:ハガキ/切手、日用品、インテリア、雑貨、ヘルス雑貨、子ども用品全般、食料品
■送付する方法:事務所へ持ち込み、事務所への発送
■かかる費用:事務所へ発送する際の送料のみ(持ち込みの場合は料金が発生しません)
【公式サイト】NPO法人もったいないジャパン MOTTAINAIJAPAN
NPO法人ワールドギフト
不用品の寄付の受付を行っているほか、食糧支援・医療支援・安全な水支援など、海外への「命を守る支援」を行っている国際協力NGO団体です。
寄付をしてもらったお金や物品は、国内だけでなく、海外の必要としている人たちへも送られます。
また不用品の寄付ができるほか、1日33円の継続支援が行える「ワールドギフトサポーター」も募集しています。
■受け付けている物品:洋服、日用品、子ども用品全般、雑貨類、ベビー用品、スポーツ用品、工具類、介護用品など
■送付する方法:指定の場所への発送
■かかる費用:指定の場所へ発送する際の送料、物品の梱包サイズに応じた寄付金
【公式サイト】WORLD GIFT NPO法人ワールドギフト
まとめ
自宅にねむっている不用品は、本当に必要としている人のところへ寄付できます。
また手間やお金をほとんどかけることなく送れるうえ、ごみを増やすことなく実際に使用してもらえるため、社会貢献にもつながるでしょう。
不用品を寄付する際には、実績が豊富かつ詳細に情報の開示を行っている、信頼できる団体へ寄付することをおすすめします。
また寄付したあとも、どのような用途で使用され、正しく使われているのか確認することも大切です。
「一般社団法人いいことシップ」は、「不用品の寄付で子どもたちを支援」をモットーに活動を行っています。
自宅に、まだ使えるけれども使用しないという「不用品」がありましたら、ぜひ寄付をお願いします。
【公式サイト】いいことシップ ECO to SHIPはこちら。
いいことシップについて
不用品を段ボールに入れてお近くの集荷センターに送るだけ。
届いたお品物を販売して現金を捻出し、子ども達を支援する各種団体へ寄付いたします。
不用品の寄付で、寄付の実績を公表している唯一の団体です。
サービスについてご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。
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