誰かの助けになることをしたい!
少しでも寄付をして世のためになることがしたい!
そのような考えを持ったとき、最も手軽かつ実践しやすいことといえば「寄付」です。
内閣府が2023年9月に公開した「市民の社会貢献に関する実態調査」において、寄付の経験の有無について約3,000人に尋ねたところ、寄付をしたことがあると答えた人は35.3%のみであり、半数を大幅に下回る結果となりました。
寄付をして社会貢献に携わったことがある人の少ない現代において、寄付をしたいと考えている人の存在は非常に貴重であるといえるでしょう。
寄付におけるハードルは年々下がってきており、昨今ではお金だけでなく物品やポイントによる寄付も受け付けています。
ゆえに寄付先や寄付の方法の種類が多く、迷う方もいらっしゃるでしょう。
今回は、現在において募集が呼びかけられている寄付の種類や主な窓口について紹介します。
自身に興味がある寄付先や、適切な寄付の方法を見つけてみてください。
寄付するものの種類
寄付と聞くと、一般的には恵まれない人や団体、困っている人のもとへ、自身のお金を渡す行為を想像するでしょう。
しかし昨今では手段や寄付できる物が多様化しており、一概に金銭のみとは限りません。
寄付するものの種類や事例について紹介します。
金銭
最も有名かつ一般的な寄付の方法といえば金銭による寄付です。
かつては駅前で募金の呼びかけが行われ、スタッフが抱えている箱にお金を入れて寄付に協力しました。
しかし昨今ではインターネットで手軽に募金ができるようになり、100円から数万円まで幅広い金額の寄付が行えます。
金銭による寄付は、主に下記のような用途に使用されます。
・ボランティア団体の活動資金
・貧困や大きな問題を抱えている地域や人への生活費
・支援先にとって必要な物品の購入費
気軽に少ない手順での寄付をしたいと思ったら、下記のような寄付先があります。
下記では、震災やこども支援などさまざまな団体への寄付を呼びかけており、自身が興味のある分野を選んで寄付ができます。
・公益財団法人 日本財団
・Yahoo!基金
・ふるさとチョイス災害支援
上記はインターネットの公式サイトから寄付の申し込みをして、指定先へのお振込みやクレジットカードを指定して寄付ができます。
また寄付先の団体によっては、税金の控除が受けられたりオリジナルグッズがもらえたりする場合があるため、特典で寄付先を決めるのもよいでしょう。
物品
自宅にねむっている不用品や余った物品を必要としている人のもとへ寄付できます。
処分してはただのゴミになってしまいますが、寄付することで必要としている人に再び使ってもらえるだけでなく、新しく物が製造されたり購入したりすることがないため非常にエコです。
寄付できる物品は日用品や子ども用品、家電製品をはじめ、ブランド物や衣類、やや審査が厳しくなりますが食品などを受け付けているところもあります。
寄付してもらった物品は、主に下記の用途で使用されます。
・支援を必要としている地域や人が直接使用するための物
・寄付された物品をフリーマーケットなどで販売して得た利益を支援先へ寄付する
新品同様でまだ使用できるにもかかわらず、不要なため処分を考えている物品などはありませんか?
そのまま処分するよりも、必要としている団体や寄付先へ送りましょう。
不要な物品の寄付を受け付けている団体には下記があり、あらかじめ申し込んでから段ボールに物品を詰めて、指定先へ送るだけで寄付が完了します。
また団体によっては、近所であれば事務所や指定先へ直接持ち込むことも可能です。
・いいことシップ ー ECO to SHIP - ※発送する際は申し込み不要
・NPO法人 不用品の物品寄付で明るい社会を築く会
労力
ボランティア団体へ所属して活動に参加する方が増えており、活動に参加する行為自体も、自身の時間と労力を寄付しているといえるでしょう。
労力の寄付は、専門知識やスキルを持った人のみが参加できる団体もあれば、年齢やスキル問わずだれでも気軽に参加できるものまでさまざまです。
ボランティア活動へ実際に参加して時間と労力を寄付することは、自身の満足度が上がるだけでなく新しい人間関係の構築にもつながります。
そのためほかの寄付にはないメリットが得られるといえるでしょう。
気軽に参加できるボランティア活動の種類としては、下記があります。
・街のゴミ拾い、川の清掃、海浜清掃
・木の植樹
・保護ネコ、保護犬のお世話
また上記のような活動が行える団体には下記があります。
・NPO法人 海さくら
・特定非営利活動法人 地球緑化センター
・NPO法人東京キャットガーディアン
おすすめの方法は、自身が住む地域内でボランティア参加を呼びかけている団体がないかを探すことです。
自治体や地元が運営している団体ならば、参加するハードルが低いうえ、通いやすいでしょう。
ポイント
お買い物や旅行など、いつのまにかたくさんたまっているポイントがある方は、ポイントによる寄付がおすすめです。
ポイントがたまっているものの、特に使い道がなく期限切れが間近に迫っているポイントなどがあれば、すべて寄付に利用できます。
一般的には1ポイント1円で寄付することができ、ポイントサイトから申し込めます。
特にほとんどの有名なポイントサイトでは寄付を受け付けているため、使い道があるポイントでも毎月200ポイントは寄付に回す。といった寄付の仕方も可能です。
金銭の寄付と同様に医療や環境、子どもの支援などさまざまなジャンルの寄付先が用意されているため、自身が興味のある団体を選んで寄付できます。
・Vポイント募金
・楽天クラッチ募金
・Ponta特典交換
土地や財産
自身や親族が相続する土地や財産を必要としている人のところへ寄付できます。
受け取ったものの扱いに困ったり維持費がかかったりして、可能ならば手放したいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
また売却を検討するものの、条件が厳しくすぐに買い手が見つからない可能性もあります。
そのようなときは、必要としている団体へ寄付することで、有効活用してもらえます。
自治体に寄付ができないかと思うかもしれませんが、固定資産税などの税収が減ることを防ぐため、自治体が寄付として土地や財産を引き取ってくれることはほとんどないとされています。
そのため、寄付をするなら受け付けている団体を探すことをおすすめします。
たとえば、寄付先として下記が考えられます。
・認可地縁団体
・土地を活用したいと考えている個人または法人
また日当たりが悪かったり状態が悪かったりして、自身でも手放したいと考えている土地をほかの人が欲しいと思ってくれる可能性は低いと考えてよいでしょう。
そのため、わずかでも寄付を成功させるために「無償譲渡」を提案する方法がおすすめです。
寄付する方法や主な窓口
寄付の種類を決めたら、興味のある団体を探して寄付してみましょう。
寄付を受け付けている窓口も非常に種類が豊富で、ユニークなものまであります。
自身が続けられそうだと思った方法の、公式サイトから申し込んでみてください。
ボランティア団体やプロボノに所属する
多くのボランティア団体では、常時スタッフや団体を募集しています。
ゴミ拾いや緑化活動などだれでも気軽に参加できる活動から、どうぶつや環境系の専門的知識やスキルが必要とされる活動まで様々です。
はじめは気軽に参加できる団体から参加し、慣れてきたらぜひ、自身のスキルや専門知識が活かせるボランティア活動へ参加してみましょう。
仕事や特技を生かして社会貢献を行うことを「プロボノ」といい、より大きな達成感や充実感が得られます。
団体を選ぶ際は地元で活動している団体など、できるだけ通うことが容易な団体がおすすめです。
寄付の代行団体やサイトから申し込む
金銭や物品は特定の団体へ寄付することもできますが、複数の団体へ寄付を代行してくれるサイトへの寄付もおすすめです。
通常は1団体への寄付になりますが、できるだけいろいろな種類の団体へ寄付がしたい、種類が多くて迷ってしまう、などの考えがあれば、複数の団体へ寄付を代行してくれるサイトへの申し込みが便利です。
代行してくれるサイトへ寄付を申し込むことで、提携している団体から寄付先が選べるうえ、お任せもできます。
お任せした場合、プロのスタッフが時期やタイミングなどを図って、本当に必要としている団体へ適切なタイミングで寄付をしてくれるため安心です。
寄付型クラウドファンディングで探す
クラウドファンディングとは、何かを始めたいと考えた人が投資や支援を募り、賛同した人が自由にお金を支援することができる仕組みを指します。
通常のクラウドファンディングは支援した金額に応じて支援者へ見返りとして物品を送ることが多いですが、寄付型クラウドファンディングは見返りを求めず、あくまで寄付する形で相手を支援します。
そのため寄付型クラウドファンディングは、社会貢献や環境保護など、非営利目的で立ち上げられることが多いといえるでしょう。
ユニークな発想や仕組みを提案している人や団体が多いため、寄付型クラウドファンディングのサイトを閲覧し、面白いと思った人や応援したいと思った人を探しましょう。
特定寄付信託・生命保険信託を利用する
投資信託は、投資や資金運営のプロに決まった金額を預けて運用してもらい、利益を上げます。
投資信託で得た利益を非営利団体やNPO法人に寄付することを特定寄付信託といいます。
また生命保険の契約者が、自身が亡くなったときに受け取れる死亡保険金をあらかじめ指定した慈善団体へ寄付することを生命保険信託といいます。
自身の財産や金銭を自分だけではなく社会のために使いたいと考える方が増えており、特定寄付信託・生命保険信託を選択する方もいらっしゃいます。
寄付金控除や税額控除が受けられる場合もあるため、取り扱いがある信託銀行や金融機関を探して申し込みましょう。
寄付する方法と手段の決め方
昨今は非常に多くの寄付先や寄付の手段があります。
そのため、実際にどの方法で寄付をすればよいか迷う方もいらっしゃるでしょう。
迷った際の、寄付先および寄付の方法の決め方について解説します。
まず寄付先に求めるべき最低限の条件として「信頼できる団体」であることが挙げられます。
信頼できる団体の特徴には主に下記があります。
― 情報発信のための公式サイトを持っている
― 定期的に活動をしている(半年以上活動が行われていないことがない)
― 活動履歴や寄付の内容について、積極的に情報発信をしている
― 団体の代表者名と連絡先が記載されている
― 事務所を持っており、所在が公開されている
信頼できる団体の見分け方については、下記の記事にて詳しく記載しているため、ぜひ併せてお読みください。
寄付・募金詐欺にはどのような手口がある?信頼できる寄付先との見分け方
そして、いま自身が最も課題であると感じていることや解決したいと思っているジャンルを出します。
子育てをしている身であるからこそ、恵まれない子どもたちの助けとなりたい!
環境破壊で苦しむ動物たちを助けてあげたいので環境保護活動をしている人を支援してあげたい!
動機はどのようなものでも問題ありません。
自身が最も興味のあるジャンルや分野を挙げ、共感できる理念を掲げており、かつ寄付を呼びかけている団体のサイトを探しましょう。
もし可能ならば、実際に団体の活動に参加して労力と時間も寄付するとよいでしょう。
より団体の考えに共感できるうえ、誰かの助けになっていることが実感できるはずです。
まとめ
主な寄付先や窓口、寄付の方法について解説しました。
寄付といえばお金が一般的でしたが、昨今では物品やポイントによる寄付も受け付けているため、寄付に対するハードルが大幅に下がっているといえるでしょう。
しかし寄付やボランティアなどの社会貢献を経験した人は少なく、支援を求めている声は減ることがありません。
だからこそ、ぜひ少しでも良いので積極的に寄付をする活動を続けていきましょう。
「いいことシップ ー ECO to SHIP -」では、みなさまのご自宅にねむる不用品の寄付を積極的に受け付けております。
物品を段ボールに詰めて送るだけで、1箱につき100円を各団体へ寄付いたします。
送料のみご負担いただけたらほかに必要な費用はございませんので、ぜひ下記より活動実績についてご覧いただいたうえで、お送りください。
【公式サイト】いいことシップ ー ECO to SHIP -
いいことシップについて
不用品を段ボールに入れてお近くの集荷センターに送るだけ。
届いたお品物を販売して現金を捻出し、子ども達を支援する各種団体へ寄付いたします。
不用品の寄付で、寄付の実績を公表している唯一の団体です。
サービスについてご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。
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