文房具は、子ども達が教育を受けて視野を広げる際に欠かせない大切なものです。
気軽に手に入るからこそ、自宅には使用されず余ってしまった物や使わなくなり放置してしまっている物などがあるでしょう。
新品や未使用品なのに捨てるのはもったいない!
そのようにお考えならば、ぜひ文房具を必要としている子どもへ寄付してみませんか?
特に、経済的に困難な状況にある子どもたちにとって、文房具は学習の基礎をつくるための大切な道具です。
この記事では、文房具の寄付が推奨される理由、寄付をする方法について解説します。
自宅にねむっている文房具を誰かのために役立てたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
子どもへの文房具の寄付が推奨される理由
文房具は安く手軽に手に入りやすいため、つい買いすぎてしまったり使わなくなってしまったりしがちです。
それなら必要としているところへ寄付をしましょう。
昨今において、文房具の寄付が推奨されている理由について解説します。
子どもの教育の機会を増やせるため
子どもへの文房具の寄付が推奨される理由は、主に教育機会が増えることにあります。
文房具は学習において基本的かつ不可欠な物であるにもかかわらず、経済的に困難な状況にある家庭の子どもたちは、気軽に手に入れることができない場合もあるでしょう。
結果、教育を受ける機会が制限され、学業成績や将来の進路にも悪影響をおよぼす可能性があります。
文房具の寄付は、子どもたちが学校で教育を受けるための手助けとなります。
たとえばペンやノート、消しゴムなどの基本的な文房具がそろえば、子どもたちは授業に参加しやすくなり、自分の意見を表現したり課題に取り組んだりできます。
より学習意欲が高まり、自己表現能力や問題解決能力の向上にもつながるでしょう。
さらに、文房具の寄付は地域社会全体にも良い影響を与えます。
教育機会が平等に提供されることで地域の子どもたちが将来的に社会で活躍する可能性が高まり、結果として地域全体の発展にもつながるでしょう。
特に発展途上国では、文房具による支援が教育制度の改善や社会的な格差の減少につながることがあります。
文房具の寄付は単なる物品の提供ではなく、子どもたちの教育機会を広げる重要な手段であり、結果として彼らの未来を明るくする役割を果たします。
環境へ配慮できるため
子どもへ文房具を寄付することで、環境への配慮できます。
使用しなくなった文房具を寄付すれば廃棄物が減り、リサイクルや再利用を促進できます。
多くの家庭や企業では使わなくなった文房具が眠っていることが多いですが、これらを寄付することで新たな製品を購入する必要が減り、資源の消費が抑えられるでしょう。
特に途上国では文房具が不足しているため、寄付された文房具は教育の場で直接的に役立ちます。
そのため資源の無駄遣いを防ぎ、持続可能な社会が実現できるでしょう。
また、企業による文房具の寄付も環境への配慮につながります。
持続可能な材料を使用した製品開発に取り組んだり、アップサイクル木材を利用した鉛筆などを製造したりするでしょう。
企業の取り組みは、環境負荷を軽減しつつ長く大切に扱ってもらえるよう高品質な文房具を提供することにつながります。
地域社会へ貢献できるため
子どもへ文房具を寄付することで、自身が地域社会へ貢献できます。
特に経済的に困難な国や地域では、子どもたちが必要な学用品を手に入れることが難しく、学ぶ機会を失うことがあります。
文房具の寄付は、子どもたちに必要な学用品を提供し、教育を受ける権利を保障する手助けとなるため、大きく貢献したことになるでしょう。
地域社会全体にとって、子どもたちが教育を受けることは非常に重要です。
教育を受けた子どもたちは将来的に地域の発展につながる可能性が高く、社会全体の質を向上させる希望になります。
したがって、文房具の寄付は単なる物資の提供ではなく、地域社会全体への貢献とも言えるでしょう。
さらに文房具の寄付は、あなた自身の周りの社会的な意識を高める効果もあります。
寄付活動を通じて、人々は他者への支援や社会貢献について考える機会が増えます。
お子さんがいらっしゃるならば、自分たちの使わなくなった文房具を寄付することで、他者への思いやりや助け合いの精神が育まれるでしょう。
このような教育的側面からも、地域社会全体へ貢献しているといえます。
寄付するまでの方法
自宅に、まだ使用できるにもかかわらずしまい込んでしまっている文房具があれば、ぜひ寄付をしましょう。
昨今ではインターネットで簡単にお申し込みをして送れるようになっているため、誰でも気軽に寄付ができます。
文房具を寄付するまでの手順について解説します。
寄付先を選定する
はじめに、文房具の寄付を受け付けている団体を探しましょう。
団体は非常に数が多く、それぞれの活動理念や目的のもとで活動されています。
最もおすすめの方法は、ご自身が住んでいる場所で文房具の寄付を受け付けている場所がないか探すことです。
「地元の名前 文房具 寄付」で検索して、ヒットした団体へ寄付を申し込みます。
地元ならば直接持ち込んで寄付ができるうえ、寄付をすることを機に活動へ参加したり手助けをしたりなど、コミュニケーションが取りやすいでしょう。
もし地元になければ、再びインターネットで探します。
気に入った団体があれば、まずどのような活動を行っているかを確認しましょう。
特に、教育支援や子どもたちの福祉に特化した団体を選ぶと良いでしょう。
たとえば発展途上国の子どもたちに文房具を届ける団体や、国内の児童養護施設、子どものための施設を総合的に助けている団体などがあります。
信頼できる団体ならば、寄付した文房具が実際に必要としている子どもたちに届く可能性が高まるでしょう。
次に、寄付先の団体の信頼性を確認することも大切です。
信頼できる団体は情報発信を積極的に行っているため、必ず公式のWebサイトがあるはずです。
サイト内で、団体の活動報告や収支報告が公開されているかをチェックしましょう。
信頼性が高い団体は、寄付金や物品がどのように使われているかを明確に示しています。
寄付できる文房具の種類
団体が受け入れている文房具の種類や状態についても確認しましょう。
多くの団体は、新品または未使用の文房具を求めていますが、中には新品ではないものも受け入れているところがあります。
とはいえ、ボロボロになった文房具や使用できるページが少ないノートなどはやめましょう。
具体的には、多くの団体が下記の寄付を受け付けています。
・鉛筆、シャープペンシル
・ノート、メモ帳
・消しゴム
・定規
・色鉛筆、クレヨン
・ボールペン、マーカー
・ファイル、バインダー
・筆箱
寄付する前に、各団体の条件をしっかりと確認し、自分の持っている文房具が適しているかどうかを判断します
フリーマーケットに出せるかどうか?を基準にするとわかりやすいでしょう。
さらに、寄付方法も確認します。
送料や手数料が発生する場合もあるため、事前に把握しておくと安心です。
たとえば「不用品の寄付で子ども達を支援」をモットーに活動している「いいことシップ ― ECO to SHIP ―」では、代金の負担が送料のみで、事務所へお持ち込みいただける場合は無料でご寄付いただけます。
自分にとって負担の少ない方法を選びましょう。
寄付する手続きを行う
文房具を寄付したいと思える団体があったら、寄付の申し込みをします。
ほとんどの団体がインターネットによるお申し込みを受け付けていますので、時間があるときに行いましょう。
寄付の申し込み方法について、「いいことシップ ― ECO to SHIP ―」のケースで説明いたします。
当団体では新品または未使用品の文房具をはじめ、子どものおもちゃや洋服、日用品などさまざまな不用品の寄付を受け付けています。
はじめに当団体の活動理念や実績をご覧ください。
【公式サイト】「いいことシップ ― ECO to SHIP―」
ご覧いただき共感していただけましたら、下記の事務所へ、品物を直接お送りください。
※お申し込み不要です。
※送料のご負担のみお願いしております。
・いいことシップ 相模原集荷センター
・いいことシップ 八王子集荷センター
・いいことシップ 札幌集荷センター
・いいことシップ 関西総合集荷センター
・いいことシップ 大阪集荷センター
また上記の事務所へ直接お持ち込みいただく場合は、予約をお願いしております。
「お問い合わせ」ページかLINEより寄付の予約をしていただき、完了されましたら当日、事務所までお持ち込みください。
「お問い合わせ」
発送およびお持ち込みいただいた品物は、責任をもって適切な用途へ役立たせていただきます。
文房具を寄付する際の注意点
文房具は子ども達へ寄付する大切なものです。
そのため、寄付する際にはいくつか注意しておきたいことがあります。
文房具の状態を確認する
子どもに安心して文房具を使ってもらうため、寄付をする際には品物の状態を確認しましょう。
具体的には以下のポイントを考慮するとよいです。
◆新品でない場合の使用感
団体によっては使いかけの鉛筆やノートでも寄付が可能ですが、ノートは未使用ページが半分以上残っていることが望ましいです。鉛筆も、短すぎないものが好ましいです。
◆清潔さと安全性があるか
文房具は清潔で、破損がないことが求められます。汚れや破損がひどいものは避けましょう。
◆寄付先の条件に当てはまっているか
各団体の寄付の受け入れ条件を事前に確認しましょう。新品のみを受け付けている団体もあります。
条件に合わない品物を寄付すると、送り返されるためお互いに余分な送料や手間がかかってしまい、贈り先の団体に迷惑をかけてしまいます。
自身の善意が相手へ伝わるようルールの確認は徹底しましょう。
個人情報が記載されていないか確認する
子どもへ寄付する文房具には、個人情報が記載されていないか確認しましょう。
文房具に名前や住所、電話番号などの個人情報が含まれている場合、他者に知られることでプライバシーの侵害や不正利用のリスクが発生します。
特に、ノートやメモ帳には個人情報が記載されていることがあるため、これらのページは取り除くか、黒塗りにして見えなくすることが望ましいでしょう。
また使用済みの文房具でも、個人情報が記載されているものは寄付しないことをおすすめします。
寄付先とコミュニケーションをとる
可能ならば子どもや団体へ文房具を寄付したあとも、団体とコミュニケーションを取ったり活動を見守ったりしましょう。
寄付後のコミュニケーションは、寄付者と団体の信頼関係を深め、継続的な支援を促進します。
実際に団体から感謝の気持ちを聞くことで、寄付した人にとっては自分の行動が評価されていると感じるため、幸福感が得られるでしょう。
また寄付した文房具がどのように活用されているかを知ることで、自分の支援が実際に役立っていることが実感できます。
さらに定期的なコミュニケーションを通じて、寄付先の団体との関係を維持し、再度の支援にもつながります。
「いいことシップ ― ECO to SHIP ―」では文房具の寄付を歓迎しています
「いいことシップ ― ECO to SHIP ―」は、「不用品の寄付で子ども達を支援」をモットーに活動しています。
具体的には、段ボール1箱をご寄付いただくごとに100円を指定の子ども支援団体へ寄付しております。
寄付するためのお金は、ご寄付いただいた物品をフリーマーケットなどで販売して捻出しており、おかげさまでこれまでの寄付金額は2024年1月時点で2,000万円を突破しました。
公式サイトでは活動実績や寄付をした際の明細書まで細かく公表しております。
活動理念もあわせて、ぜひご覧ください。
【公式サイト】「いいことシップ ― ECO to SHIP―」
まとめ
「まだ使えるのに使う機会がないし、捨てるのはもったいない!」
そのような文房具があれば、ぜひ子どもや支援団体へ寄付して活用してもらいましょう。
インターネットで寄付先を探し、申し込めば簡単に誰でも寄付ができます。
本来ならば処分するはずの文房具を寄付して使ってもらうことで、子ども達の教育機会を増やすことにつながるうえ、自分自身も社会貢献に大きく携われたことになります。
フリーマーケットに出せるかどうか?の基準で判断し、子どもたちの成長と発展を願って、正しく寄付しましょう。
いいことシップについて
不用品を段ボールに入れてお近くの集荷センターに送るだけ。
届いたお品物を販売して現金を捻出し、子ども達を支援する各種団体へ寄付いたします。
不用品の寄付で、寄付の実績を公表している唯一の団体です。
サービスについてご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。
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