壊れたり古くなったりした腕時計を処分したいと思ったとき、そのまま処分できるか疑問に思うでしょう。
中に電池が入っているほか、ソーラー式の場合は分解して処分しなければならないのか、分別方法はどのようになっているのでしょうか?
当記事では、不要になった腕時計を処分する方法について解説します。
ゴミとして処分するか、売却したり寄付したりする方法を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
腕時計の処分方法とは?処分別にかかる費用
不要になった腕時計を処分する方法には、下記7つの方法があります。
・ゴミとして処分する
・小型家電のリサイクルボックスで回収してもらう
・リサイクルショップで売る
・フリマサイトなどで売る
・専門店で買い取ってもらう
・友人や知人へゆずる
・寄付する
それぞれの方法や、処分する際に発生する費用について解説します。
ゴミとして処分する
不要になった腕時計をゴミとして処分できます。
腕時計は多くの場合、「燃えないゴミ」または「金属ゴミ」として捨てられますが、自治体によって分別ルールが異なるため、事前に確認が必要です。
場合によっては、電池は取り外して別途処分する必要があります。
そのため、発生する費用としては、ゴミ袋1枚分として考えてよいでしょう。
完全に壊れてしまった腕時計や、見た目がボロボロになってしまった腕時計などは、これまで動いてくれたことに感謝しながら捨てることで、スッキリできるでしょう。
小型家電のリサイクルボックスで回収してもらう
腕時計を処分する際に、自治体や近所の家電量販店に設置してある、小型家電リサイクルボックスが利用できます。
環境保護や資源の再利用の観点から、非常に効果的な処分方法といえるでしょう。
小型家電リサイクル法に基づき、公共施設や家電量販店に設置されたリサイクルボックスに腕時計を投函することで、簡単に処分できます。
通常無料で利用できるため、経済的な負担もありません。
ただし、自治体によって回収品目が異なる場合があるため、事前に確認したほうがよいでしょう。
リサイクルボックスを利用することで、腕時計に含まれる金属やプラスチックなどの資源が再利用され、新たな製品の製造に役立てられます。
また、貴金属やレアメタルが含まれている場合、回収することで資源を有効活用できます。
リサイクルショップで売る
ひどく破損していなければ、腕時計をリサイクルショップで売却できます。
まず、時計の状態を確認し、汚れを落として動作が正常であることを確認しましょう。
正常に動くかどうかで、売却額が大きく異なる場合があります。
特にクオーツ時計の場合は、電池が切れていないか確認しておきます。
付属品(箱や保証書、サイズ調整用のコマなど)がそろっていると、買取価格が上がる可能性が高いでしょう。
複数のリサイクルショップで査定を受け、相場を把握することも重要です。
特に人気ブランドの時計は、業者によって査定額に差が出ることもあるでしょう。
お店の評判や過去の買取実績を確認し、専門知識を持った査定士がいるかどうかをチェックしましょう。
リサイクルショップで売却する際、通常は手数料などが無料な場合がほとんどですが、場合によっては査定手数料がかかることもあります。
また、査定後に売却をキャンセルした場合、キャンセル料が発生することもあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
フリマサイトなどで売る
フリマサイトなどで売却する際は、商品の状態を正確に記載し、特に動作確認ができない場合はその旨を明記しましょう。
詳細な写真を掲載し、説明文もていねいに書くことで、購入者から信頼して買ってもらえます。
また、電池切れの場合は、購入者が電池を用意する必要があることを明示しておきましょう。
フリマサイトでは、販売手数料が発生することがあります。
販売手数料の相場は、販売価格の約10%で、売却が完了して代金が振り込まれたタイミングで引かれます。
さらに、送料もかかります。
出品者が送料を負担する場合、商品のサイズや重さによって送料が異なるため、価格設定時に考慮する必要があるでしょう
地元のフリーマーケットであれば、販売手数料のかわりに参加料や出店料がかかります。
ただし、送料はかかりません。
自身で売却額を設定できる点がメリットですが、費用も同時にかかることを覚えておきましょう。
専門店で買い取ってもらう
腕時計専門の買取店で、売却できます。
ただし、買い取ってもらえる腕時計には限りがあり、ブランドの時計しか受け付けていないお店もあります。
売却する際は、時計の状態を確認し、傷や汚れがないかをチェックしましょう。
特にクオーツ時計の場合は、査定額に影響を与えることがあるため、電池交換を済ませておくことをおすすめします。
次に、オリジナルの箱や保証書、取扱説明書などの付属品をそろえておくと、査定額が上がる可能性があります。
複数の買取業者で査定を受け、相場を把握しておきましょう。
売却後の支払い方法にも注意が必要です。
店頭買取の場合はその場で現金を受け取れますが、宅配買取の場合は銀行振込となるため、入金まで時間がかかることがあります。
友人や知人へゆずる
見た目がある程度きれいで、動くようならば、知人や友人にゆずる選択肢も考えてよいでしょう。
時計の状態を確認し、動作不良や傷がないかをチェックし、必要であればクリーニングやメンテナンスを行うとよいでしょう。
特に高級時計の場合は、箱や説明書などの付属品もセットにしてゆずると、より喜んでもらえますし、相手にとって価値のある資産となります。
費用に関しては、贈る場合は送料がかかりますが、国内での一般的な宅配便であれば、数百円から数千円程度です。
また、クリーニングをしてから渡す場合は、腕時計専用のクリーニング代が発生し、数千円から数万円程度かかることがあります。
さらに、腕時計によっては贈与税が発生する可能性があるため、高価な時計をゆずる際には注意が必要です。
寄付する
不要な腕時計は、非営利団体に寄付することで役立ててもらえます。
寄付する腕時計は、破損や汚れがない、まだ使用可能な状態であることが望ましいです。
電池が切れている場合でも、電池交換で再利用可能であれば受け付けてもらえることもあります。
完全に壊れているものや部品が欠けているものは受け付けられない場合があるため、事前に確認しましょう。
フリーマーケットで出せるものかどうか?で判断するとわかりやすいです。
寄付の際は、主に送料の負担が必要で、団体によっては少額の寄付が必要な場合もあります。
多くの団体では、寄付品を送る際の送料は寄付者が負担します。
梱包は段ボール箱や小型の箱に入れ、壊れないよう梱包してから送りましょう。
寄付先の選定も重要です。
信頼できる団体を選ぶことで、自分の寄付がどのように活用されるかを把握しやすくなるでしょう。
たとえば「いいことシップ ― ECO to SHIP―」では、腕時計をご寄付いただいた場合、段ボール1箱につき100円を、子どもの教育を支える非営利団体へ寄付しています。
腕時計は何ゴミ?不燃ゴミで出すべき?
腕時計が見た目もボロボロになり、動くことがないのであれば、ゴミとして処分してしまいましょう。
腕時計をゴミに出す際の方法や注意点について解説します。
腕時計の電池は分解して出すべきか?
腕時計を処分する際、電池の分解が必要なことがあり、裏蓋の種類に応じた適切な工具を使用する必要があります。
ネジ式やスクリュー式の裏蓋には専用の工具が必要で、誤った方法で開けると内部を傷つける恐れがあります。
高級ブランドや防水機能を持つ時計は、専門家に依頼しましょう。
電池を取り外した後は、環境への配慮として、適切に廃棄する必要があります。
電池の端子をセロハンテープで絶縁し、時計店や家電量販店の電池回収ボックスに入れましょう。
腕時計本体を処分する際も、内部の電池を取り外してから廃棄します。
ソーラー式腕時計の捨て方とは?
ソーラー式の腕時計を廃棄する際は、まず内蔵されている充電池を取り外しましょう。
充電池は有害物質を含むため、自治体が設置している専用の回収ボックスに持ち込んでリサイクルする方法がおすすめです。
時計本体の処分方法は、自治体の分別ルールに従って行います。
多くの場合、不燃ゴミとして扱われますが、自治体によってはそのまま小型家電リサイクルボックスに入れることも可能です。
腕時計を寄付するには?
これまで大切にしていた腕時計を処分するよりも必要としているところへ送り、役立ててもらいませんか?
腕時計を非営利団体へ寄付する方法には、団体へ送る方法と直接持ち込む方法があります。
受け付けている団体へ送る
腕時計を非営利団体へ寄付するには、宅配便などで、非営利団体へ直接発送する方法があります。
まず、支援したい団体を選び、寄付申込書を出しましょう。
信頼できる団体は、必ず公式WEBサイトがあるはずです。
公式サイトから寄付の申込みができるため、必要事項を記載して送信しましょう。
次に、腕時計を段ボールに梱包し、申込書と一緒に同封します。
送料は寄付者が負担し、元払いで発送します。
集荷を希望する場合は、宅配業者に連絡して集荷日を設定することも可能です。
発送先も公式WEBサイトに記載されているため、間違いが無いように記載し、送り元の名前と住所も忘れず記載します。
腕時計のような壊れやすいものは、新聞紙やプチプチできちんと保護しましょう。
受け付けている団体へ持ち込む
腕時計を非営利団体へ寄付する際、団体によっては、直接持ち込むこともできます。
たとえば、「いいことシップ ― ECO to SHIP―」では、全国に5ヶ所の集荷センターがあり、それぞれの事務所へお持ち込みいただけます。
・いいことシップ 相模原集荷センター
・いいことシップ 八王子集荷センター
・いいことシップ 札幌集荷センター
・いいことシップ 関西総合集荷センター
・いいことシップ 大阪集荷センター
お持ち込みいただく際は、事前にご予約をいただいておりますが、日時と場所とあわせて、公式サイトよりお申込みいただけます。
お持ち込みの場合は、送料などの手数料は一切かかりません。
負担が少ないため、最寄りの集荷センターまで持ち込む方法もおすすめです。
寄付された腕時計の使い道は?
非営利団体へ寄付していただいた腕時計は、主に下記2種類の用途で使用されます。
・販売して得た金額を寄付する
・必要としている人に使ってもらう
それぞれの用途について、解説します。
販売して得た金額を寄付する
寄付された腕時計は、非営利団体がフリーマーケットなどで販売することでお金に換え、ほかの非営利団体や災害地などへ寄付することがあります。
利益を自身の団体の活動資金や運営資金に充てることもありますが、多くは他の団体や活動のために寄付されます。
腕時計を売却して得たお金を回す活動を行う団体へ寄付する場合は、実績があり、資金の使用明細をくわしく公表するような、信頼性が高い団体を探しましょう。
必要としている人に使ってもらう
寄付してもらった腕時計を国内や海外にて、必要としている所へ送るために使われます。
腕時計が自身の手から、多くの人の手にわたって使ってもらうため、大切にしてきてよかったと心から実感できるはずです。
処分すればゴミとなってしまいますが、まだ使えるのであれば、できるだけ欲しがっている人に引き続き使ってもらったほうが、腕時計も幸せです。
ただし、本当に必要としている人のもとへ行き渡るよう、信頼できる団体へ寄付することが大切です。
「いいことシップ ― ECO to SHIP―」では不要になった腕時計の寄付を受け付けています
「いいことシップ ― ECO to SHIP―」は、一般社団法人いいことファームが運営しており、「不用品の寄付で子ども達を支援」をモットーに活動しております。
不用品の寄付で活動している団体の中でも、寄付の実績や明細を詳細に公表している唯一の団体でもあります。
2024年1月時点では、寄付金額が送付額で2000万円を超え、個人のみなさまだけではなく多くの企業様からもご寄付をいただいております。
腕時計をはじめ、家具や家電製品、子ども用品など、自宅にねむっている不用品の寄付を受け付けております。
下記よりぜひお申し込みください。
「いいことシップ ― ECO to SHIP―」
まとめ
不要になった腕時計は、そのままゴミとして処分してもいいですが、見た目が比較的きれいで適切に動く場合は、ぜひ売却するか寄付するかの方法も検討しましょう。
これまで大切に使用していた時計を、引き続き他の誰かに使ってもらえることは大変喜ばしいことです。
破損がひどく、どうしても他人への譲渡や寄付が難しそうであれば、自治体のルールに従って処分しましょう。
もし、汚れがそれほどひどくなければ、必要としている人へ寄付する方法がおすすめです。
自身にとって、一番納得ができる方法で腕時計を手放すことが大切です。
いいことシップについて
不用品を段ボールに入れてお近くの集荷センターに送るだけ。
届いたお品物を販売して現金を捻出し、子ども達を支援する各種団体へ寄付いたします。
不用品の寄付で、寄付の実績を公表している唯一の団体です。
サービスについてご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。
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