
キッチンの必需品であるフライパンは、どれほど大切に扱っていても、やがては消耗して使えなくなってしまいます。
とくに汚れたり加工が剥がれたりした際は、衛生面の観点からも、早めに処分した方がよいでしょう。
しかし、見た目がきれいで捨てるのがもったいない場合は、リサイクルや寄付という選択肢もあります。
本記事では、手間も料金もほとんどかからない、フライパンの効果的な処分方法を詳しく解説します。
フライパンの処分方法や、役立たせる方法について調べている方は、ぜひ参考にしてください。
フライパンを捨てるタイミング

金属でできているとはいえ、フライパンも消耗品です。
古くなったフライパンを使い続けると、衛生面に問題が生じたり、焦げ付きやすくなったりするため、タイミングに応じて処分しましょう。
フライパンに以下の特徴が見られたら、捨てることを検討してください。
・表面が傷だらけ
・形状に歪みがある
・取れないくらい頑固な焦げ付きがある
とくにテフロン加工のフライパンは、表面に傷が付いている場合、寿命が近づいている可能性があります。
表面に傷が付くと食材が焦げ付きやすくなるだけでなく、コーティングが剥がれるおそれもあります。
万が一剥がれた場合、そのまま食材にくっつくことがあるため、衛生上においてもよろしくないでしょう。
またフライパンが歪んでいる場合も、捨てるサインです。
熱を加えるたびに徐々に変形しますが、形状が歪むことで均一に加熱できず、料理の仕上がりにも影響をおよぼします。
さらにフライパンは金属なので、錆が発生している場合があります。
取れないくらいの頑固な焦げ付きが付着している場合も、使用を避けた方がよいでしょう。
錆も焦げ付きも、清掃が不十分なまま使用すると、食材に汚れがうつる可能性があります。
上記のように、フライパンにさまざまな変化が見られた場合は、衛生面を考慮して、早めの処分をおすすめします。
使わなくなったプライパンの捨て方

フライパンを処分する方法は複数ありますが、できれば無料で処理したいものです。
また、捨てるのがもったいないくらいきれいな状態であれば、売却したり寄付したりする方法がおすすめです。
高い料金を支払うことなく、かつ手間もかけずにフライパンを処分する方法を5つ紹介します。
不燃ゴミ・金属ゴミで出す
フライパンを通常通りゴミとして処分する場合は、一般的に不燃ゴミまたは金属ゴミとして出します。
ただし、お住まいの地域によって異なる場合があります。
フライパンの材質やサイズによって分類が変わるため、事前に自治体の分別ルールを確認しましょう。
たとえば東京都港区の場合、フライパンは「不燃ゴミ」として扱われます。
捨てる際、中身が見える袋に入れるか、蓋付きの容器に入れる必要があります。
通常のフライパンであれば、基本的には不燃ゴミとして出して問題ありませんが、業務用中華ナベなど大型の特殊なフライパンは、粗大ゴミの対象となる場合もあるため注意が必要です。
お住まいの自治体が定めたゴミ出し日を確認し、その日に合わせて整理しておきましょう。
フライパンの成分に応じて「金属ゴミ」または「不燃ゴミ」で出します。
とくに金属製で、焼きが入っていて燃えない鋼鉄やアルミ製のフライパンは金属ゴミとして収集される場合が多いです。
ただし、自治体によってはフライパンを分解して部品ごとに処理することが推奨される場合もあります。
たとえば、プラスチックのハンドル部分が付いている場合は、外して別途処分する必要があります。
まずは、お住まいの自治体で定められているゴミ出しルールを確認しましょう。
家具・キッチン用具品店で回収してもらう
家具・キッチン用具品店やホームセンターでは、不要になったフライパンを無料で回収してくれるところがあります。
持ち込むと無料で引き取ってくれたり、着払いの郵送で回収してくれたりするため、手間も料金もほぼ発生しません。
またお店によっては、フライパンを購入することで古いフライパンを引き取ってくれるところもあるため、買い替えと処分が同時に行えて大変便利です。
ただし、場合によっては家電製品や大型家具のみの回収を実施しており、フライパンは対象外の場合もあるため、事前にお店へ確認しましょう。
多くの家具・キッチン用具品店やホームセンターで、独自のリサイクルプログラムを実施しています。
リサイクルしてもらうことで、少しでも資源の無駄遣いが減らせるでしょう。
お近くのお店で、フライパンの回収とリサイクルに取り組んでいる場所があったら、ぜひ利用しましょう。
リサイクルショップで売却する
不要になったフライパンは、状態がきれいであればリサイクルショップで売却できます。
リサイクルショップへ持ち込んで売却することには、以下のメリットがあります。
・お金に替えられる
・ほかの不用品も一緒に処分できる
・お店によっては買取不可でも無料で引き取ってくれる場合がある
リサイクルショップは、持ち込んだ不用品を売却してお金に替えられます。
とくに新品未使用のフライパンや、状態がよい中古のフライパンは高値で買い取ってもらえる可能性が高いでしょう。
ゴミとして単に捨てるのではなく、少しでもお金が得られるため大変エコです。
また、ほかの不用品も一緒に整理できる点も大きなメリットでしょう。
家具・家電・日用品など、フライパンと一緒に持ち込めば、自宅のスペースを有効活用でき、掃除や整理整頓もはかどります。
さらに多くのリサイクルショップでは、買取ができず値段が付かなかった場合でも、無料で引き取ってくれるサービスを提供しています。
そのため、値段が付かないからといって持ち帰る手間が省けるでしょう。
フライパンを売却する際は、できるだけキッチン用品を重点的に取り扱っているお店がおすすめです。
お店やほかの顧客のニーズを満たしやすいため、他店よりも高く買い取ってくれる可能性があります。
フリマサイトに出品する
不要になったフライパンは、状態がきれいであればフリマサイトへも出品できます。
フリマサイトを利用すれば、お金に替えられるだけではなく、必要としている人に再び使ってもらえます。
また、多くのフリマサイトでは自分で自由に値段が決められるため、ほかのフライパンを見ながら相場を把握し、売れやすそうな値段を付けるのがコツです。
売れた場合は、売上金でまた新しいフライパンを購入するのもよいでしょう。
ただし、フリマサイトを利用する際には、商品の状態を正確に伝え、使用期間についても正直に回答することが大切です。
多く使用したにもかかわらず、新品・未使用品として売却した場合、購入者とのトラブルの元となります。
必要としているところへ寄付をする
不要になったフライパンを処分する最もおすすめの方法は、非営利団体や必要としている場所へ寄付することです。
フライパンを寄付するメリットには、おもに以下があります。
・資源の無駄遣いが防げて環境保護につながる
・本当に必要な人に続けて使ってもらえる
・社会に大きく貢献できる
・感謝してもらえる
売却ではなく寄付なので、お金は受け取れません。
しかし、寄付することで社会貢献につながり、受け取った人から感謝してもらえる点が、何よりのメリットといえるでしょう。
とくに貧困層や支援を必要とする家庭に対して、フライパンを寄付することで手助けができます。
フライパンのような台所用品は、料理をするうえで重要な役割を果たすため、必要としている家庭や団体が多いのです。
そして多くの非営利団体では、フライパンなどの不要になった日用品の寄付を積極的に受け付けており、送る方法も簡単です。
信頼できる非営利団体は、必ず活動実績を報告するための公式サイトを持っているはずなので、理念に共感できる団体を探して送りましょう。
フライパンを処分するときの注意点
フライパンは、火に熱しながら使用する道具なので、使用したばかりの状態で処分するのは大変危険です。
フライパンを処分する際の注意点について解説します。
鉄の部分を冷やしてから処分する
フライパンは高温で使用されるため、処分前には必ず冷やしましょう。冷却しないまま処分したり売却したりすると、ほかの人に対して火傷のリスクが生じるだけでなく、自身がフライパンを安全に扱えません。
フライパンを冷却する際は、自然に放置する方法もよいですが、冷水につけることで急速に冷却できます。
ただし、あまり急激に温度を下げると、フライパンが割れたり歪んだりする場合があるため注意が必要です。
さらに、処分の際にほかのゴミやリサイクル品に悪影響をおよぼさないよう、冷却後はフライパンの外側や内部の油分を拭き取りましょう。
売却・寄付する際はある程度みがいておく
不要なフライパンを売却する際は、ある程度きれいにしておきましょう。
できるだけ状態がよい商品の方が、買取金額も上がりやすくなります。
とくに、フライパンに焦げや汚れがこびり付いていると、価値が下がるため、簡単なみがき作業が必要です。
まず食器用洗剤や重曹を使って、フライパンの表面をていねいにみがきます。
焦げ付きがひどい場合は、お湯にしばらくつけたうえで、時間をかけてこすって落としましょう。
また取っ手や底部にも汚れが付着している場合があるため、隅々まで確認し、きれいにします。
光沢を出すために、最後に乾拭きすることもおすすめです。
フライパンをより魅力的な状態に保つことで、できるだけ高く買い取ってもらえる可能性があり、早めに売れやすいでしょう。
フライパンを捨てるのがもったいないなら「いいことシップ ― ECO to SHIP ―」へご寄付ください
まだ使えるにもかかわらず、捨てるのはもったいないとお考えなら「いいことシップ ― ECO to SHIP ―」へご寄付ください。
「いいことシップ ― ECO to SHIP ―」は、みなさまのご自宅にねむっている、不要になった日用品や家電製品の寄付を受け付けており、子どもの支援に役立てています。
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「いいことシップ ― ECO to SHIP ―」は、不用品の寄付を通じて、経済的に困難な状況にある子ども達の支援を行っている団体です。
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不要になったフライパンを「いいことシップ ― ECO to SHIP ―」へ寄付する方法
当団体へご寄付いただく場合、まずは公式サイトをご覧ください。
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ご発送いただく際は、事前連絡が不要ですが、お持ち込みいただく場合は、お手数ですが公式サイトよりお申し込みのうえお持ち込みください。
ご不明点がありましたら、公式アカウントやお問い合わせフォームを通じて直接お問い合わせください。
まとめ
使わなくなったフライパンの処分方法には、いくつかの方法があります。
まずゴミとして処分する場合は、自治体のゴミ処理ルールに従い、不燃ゴミや金属ゴミとして処分するのが一般的です。
また状態がきれいであれば、リサイクルショップで売却したり、非営利団体へ寄付したりもできるでしょう。
まだ使える状態のフライパンを必要としている人へ寄付することで、他の人に役立ててもらうことができ、大きな社会貢献にもつながります。
「いいことシップ ― ECO to SHIP ―」では、フライパンをはじめ、自宅にねむった不用品の寄付を積極的に受け付けています。
段ボール1箱分につき100円を子どもの育成に注力している非営利団体へ寄付させていただきます。
以下よりぜひ、活動実績や寄付金額についてご覧ください。
【公式サイト】「いいことシップ ― ECO to SHIP ―」はこちら。
いいことシップについて
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不用品の寄付で、寄付の実績を公表している唯一の団体です。
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